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政府は核なき世界の先頭に
2022原水爆禁止世界大会が広島・長崎で開催

被爆77年を迎えた4日、広島市内において原水爆禁止2022年世界大会が始まりました。4日には広島県立総合体育館において開会総会や国際会議が開催、6日には広島デー集会を開催。9日には長崎市民会館おいてナガサキデー集会を開催しました。今年の世界大会にはのべ4千人が参加、4300か所においてオンライン視聴が行われました。

蕨原水協でも6日、中央公民館において2022年原水爆禁止世界大会ヒロシマデー集会にオンライン視聴で参加。党市議団は鈴木、山脇、宮下、武下の4人全員で参加しました。

広島県立総合体育館で開かれたヒロシマデー集会は、3年ぶりとなる現地開催で1600人が現地参加し、蕨の会場を含め、全国1828カ所で視聴(主催者発表)されました。

集会では、諸国政府や内外の反核・平和団体代表、国会議員らが発言し、松井一実広島市長のあいさつが代読され「核兵器による抑止力の考えは核兵器のない社会をめざす人類の決意にそむく」と強調されました。

「黒い雨」被害者の証言や救済を求めるたたかいが紹介され、核兵器の非人道性を告発。禁止条約第1回締約国会議に参加した大学生の高垣慶太さんが、「私たちは一刻も早く核兵器を廃絶しなければいけない。行動するときは今です」とスピーチ。「核兵器禁止条約に参加する日本を」と題した特別企画では、日本共産党、立憲民主党、参院会派「沖縄の風」の国会議員が動画で発言し、「禁止条約に参加する政府をつくろう」と述べました。

集会の最後に、核兵器の使用も威嚇も許さず、核保有国に核軍備撤廃義務の履行を求める世界的共同を呼びかける「広島宣言」を採択しました。

草の根の力で政治のゆがみを正そう
ヒロシマデー集会で志位委員長があいさつ


日本共産党の志位和夫委員長は、ヒロシマデー集会に参加し、あいさつに立ちました。

志位氏は、岸田文雄首相がNPT再検討会議や、広島での平和記念式典での演説で核兵器禁止条約にもNPT第6条に基づく核保有国の核軍縮・撤廃義務にも触れなかったことを厳しく批判し、「核兵器の非人道性を体験した日本の政府ならば、『核抑止論』という呪縛を断ち切り、条約参加を決断すべきだ」と強調しました。政治のゆがみを正すのは草の根の力だとして、「世論と運動の力で政治のゆがみを正し、禁止条約に参加する政府をつくろう」と呼びかけると、大きな拍手が湧き起こりました。