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日本共産党市議団の要求が実現ー「みんなでトイレ」が蕨市で導入

みんなでトイレの設置時(2020年視察時に撮影)
みんなでトイレの設置時(2020年視察時に撮影)
 2021年度に第二中・東中、2022年度に北小・中央小に「みんなでトイレ」が備蓄され、今後も各避難所への備蓄を進めることが検討されています。
 
2020年9月議会の一般質問において、党市議団・宮下奈美議員が災害時におけるトイレ確保について取り上げました。「男女共同参画の視点から防災を考える」と題した講演会(蕨市・錦町コミュニティ委員会主催)の報告、内閣府・避難所運営ガイドラインなどにも示されているように、性犯罪防止策の観点を含め、女性・子どもの安全なトイレ環境の整備として「みんなでトイレ」を提案しまし
た。
 
 9月2日には、日本共産党の宮下奈美・武下涼市議が市の安全安心推進課へ「みんなでトイレ」の導入経緯をヒアリングしました。

導入経緯と有効性の認識
 
担当課より、「蕨市の防災計画や避難所マニュアルにおいても男女共同参画の視点から避難所を自主運営していくことなど明記していること、トイレに関しては男女別にして、女性用トイレの比率を高め、設置場所の配慮(照明設置)を行うことを挙げ、検討するなかで、それに適した本製品を導入した」との説明がありました。

 有効性については、「男女別に設置するためプライバシーを確保できる」、「1張り、最大7名まで同時使用できるため効率的」、「外が雨であっても設置可能であるなど、場所を選ばずに設置できること」などの認識が示されました。

 党市議から「市民の安全、プライバシーを守る観点から、備蓄が進められて良かった。今後については、市民に改めて『みんなでトイレ』の導入と必要性について広報していくこと、また、設置訓練の検討など進めていただきたい」と担当課に要望しました。