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蕨戸田衛生センター組合議会研修会(市議会議員 宮下奈美・武下涼)

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10月3日、蕨戸田衛生センター組合議会では研修会を行いました。
 
研修会の内容は蕨戸田衛生センター組合で実施している基幹的設備改良事業の概要についてです。

 基幹的設備改良事業とは国の交付金等を使い、主要設備・機器の更新や設備・システムの改良を行うことで老朽化した廃棄物処理施設の性能回復と更なる延命化、また省電力化や低燃費化で二酸化炭素排出量の抑制に貢献するものです。

 蕨戸田衛生センター組合では、ごみ処理施設の稼働開始から相当期間が経過した各施設の設備について、長寿命化総合計画を策定し今後の安全安心なごみ処理等を実施しています。また、地球温暖化防止対策に貢献し、省エネや二酸化炭素排出量の削減を図ることを目的としています。

 基幹改良工事による消費電力量の変化として組合は、2019年度より4カ年計画でごみ・粗大・し尿処理施設の延命化のため設備改良工事を実施しました。更新機器の高効率化・一部機器の撤去を行うことで、施設の消費電力量を、ごみ約20%・粗大約20%・し尿処理約45%、二酸化炭素排出については施設全体で約5%以上が削減できたことが報告されました。

 工事前の2019年5月と工事後の2022年5月で消費電力量を比較したところ約33・5%削減されています
○工事前(2019年5月)1日あたりの平均消費電力量43050kWh
○工事後(2022年5月)1日あたりの平均消費電力量28620kWh

 この日は、ゴミ処理施設のほかリサイクルプラザ、リサイクルフラワーセンターを見学しました。

 リサイクルプラザでは、粗大ゴミとして引き取った家具等を修理し、再生家具として販売する取り組みを行っています。売り払い期間は10月17日(月)から10月22日(土)(展示場・インターネットで入札。詳細は電話421・2801。ネット入札は当組合ホームページ参照)

リサイクルフラワーセンターでは 自宅の生ごみと、花苗を交換する事業を行っています。(市によって参加・交換方法が異なるため参加希望の際は連絡が必要)そのための花苗を育てて市民に還元しています。

 この研修会を通して、改めてゴミの分別が大切。例えばプラマークのついているものは燃えないゴミ(プラスチックゴミ)で、それ以外は全て燃やすゴミ(ビニール類の梱包資材や発泡スチロール、食品で汚れた袋なども)になります。分別を市民それぞれが徹底しないとゴミ処理施設の人が苦労することや、環境のためにならないことなどを目の当たりにしました。思い込みの分別はダメ、小さいことから各自がしっかりと取り組んでいくことの大切さを再確認しました。