index
全国都市問題会議に参加して
〜長崎のまちで考える〜全国都市問題会議報告(その4)

画像
今回の会議では、街の魅力を考えるうえで、巨額の資金を投入する開発型の事業ではなく、地元・地域に愛着を持つ市民の思いと行動、つながりが大きな役割を果たしていることが、多くの事例を通して示されました。これは、蕨市の将来にとっても重要な視点。今後、市庁舎の建設や蕨駅西口地域のまちづくりが大きく進む蕨市においても、重要なテーマと感じました。

今回の開催地長崎市は、歴史上2番目の被爆地として、世界に平和の尊さと核兵器の廃絶の必要性を訴え続けてきたまちです。長崎市にかかわる報告では、そうした思いが、戦後の復興、まちづくり・景観に生きていることも紹介されました。

ロシアによるウクライナ侵略、北朝鮮をめぐる国際関係の緊張など、平和に対する危機が現実の問題になっています。こうしたときに、長崎市を訪れ、将来に向けたまちづくりを考える機会を得たことを意義深く感じました。