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第11回健やかメディア推進大会行われる

11月19日、第11回蕨市健やかメディア推進大会(成田弘子会長)が開催されました。
 蕨市は2011年7月に全国に先駆けて「アウトメディア宣言」を行い、電子メディアが子どもの成長に及ぼす影響について考える学校での取り組みや、インストラクター養成講座などを開催。2016年には子ども達自身がインターネットのルールを作るなど、地域ぐるみでの取り組みを進めてきました。「アウトメディア推進大会」は、毎年行い周知啓発してきました。
 
一方で近年はコロナ禍により、リモートワークやキャッシュレス決済など社会のデジタル化が急速に進み、学校においても、国のGIGAスクール構想によりパソコン、タブレット端末等が普及し一人一台の端末が整備されるなどICT教育が進められてきました。

本来「アウトメディア」という言葉は、メディアに接触する時間をコントロールし、電子メディア漬けの状態から脱することという意味合いで、その使用全てを否定する意味ではありません。しかし、近年のメディア普及によりネーミングの工夫も必要だとして「蕨市健やかメディア宣言」と改称したものです。

今回の蕨市健やかメディア推進大会では、南小による取り組みの発表の他、全国学校図書館協議会・学校図書館スーパーバイザーの福田孝子氏による「読む力は生きる力〜子どもにとっての絵本・本を考える〜」の講演がありました。改めて読み聞かせや読書の大切さ、それが、自己肯定感や生きる力を育む基礎となることの報告がありました。

日本共産党蕨市議団では、ゲームやスマートフォンなどのメディア依存による健康被害について、これまで市議会の一般質問等で度々問題提起してきました。引き続き、子どもたちの健やかな未来を願い活動をしていきます。