index
蕨市環境審議会報告(市議会議員 やまわき紀子)

11月16日、第1回蕨市環境審議会が行われました。市議会の環境福祉経済常任委員会委員長として審議会委員に選任され出席しました。この審議会は、蕨市環境基本条例に基づき設置され、環境基本計画や環境の保全、創造に関し、必要な事項について、審議します。委員には、学識経験者や市議会議員、市民の代表、事業者の代表、関係行政機関の職員で構成され、2名の公募委員も含まれています。 この日は、新たな任期の1回目の会議のため、頼高市長から委員へ委嘱状の交付が行われました。会長には、蕨市町会長連絡協議会会長の植田委員を、会長代理には、事業者の代表で、蕨商工会議所副会頭の徳丸委員を互選しました。
 
現行の環境基本計画(第2次)は、2022年度末で期限を迎えるため、来年度から始まる第3次蕨市環境基本計画の策定を審議します。頼高市長から、植田会長に、第3次蕨市環境基本計画の策定について、諮問されました。

 この計画は、今後、蕨市において、多様化する環境課題の解消にむけ、さらには地球温暖化に対し温暖化を軽減するための緩和策として「蕨市地球温暖化対策実行計画」、温暖化の影響に対応するための適応策として「蕨市気候変動適応計画」を本計画に内包し策定します。

 会議ではスケジュールや市民・事業者アンケートの結果、現計画の進捗状況、骨子案について議論し、進捗状況では党市議団が議会で提案し、実現した「地球温暖化対策設置費等補助金」について500件を超える利用があることを確認。その上で補助金を活用して設置した機器が10年を経過し、買い替えや新築の際には、新たな設備を検討した場合、2回目の補助も受けられるようにしてほしいと要望しました。これに対して小柴市民生活部長は「補助金を活用して効果の高い設備の設置を進めたいとの立場から2回目の補助についても進めていきたい」と答弁がありました。

 コンパクト・エコ・コミュニティ「わらび」として脱炭素のまち、カーボンニュートラルを目指した取り組みを進める上でも、重要な計画となりますのでしっかりと審議に参加していきます。