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学校・子どもたちはいま・・・教育懇談会開催

11月26日、市民有志による「教育を考える会実行委員会」の主催による懇談会「学校・子どもたちは、今」が開催されました。

 この懇談会は、長引くコロナ禍の影響、急速に進む教育のICT化、英語や道徳の教科化など、大きく変わる教育現場の状況と子どもたちへの影響などを交流し、課題などについて様々な角度から考える趣旨で企画されたものです。

 懇談会では、市内外の学校現場の様子などパネラーによる発言を中心に議論。きめ細かな感染対策が取られながら、音楽会などの活動も再開されてきたこと、一方で行事などが中断していたことや感染対策による児童・生徒、教職員への影響など課題も少なくないこと、ICT化が進み授業や家庭との連絡について大きく様変わりしていること、教員の多忙化が解消されず健康被害なども報告されていることなどが語られました。また、他市の事例から、民間企業が公教育に直接かかわり児童・生徒の情報を管理することによる問題点も紹介されました。

 参加者からは、最近の変化についての驚きとともに、児童や生徒の学力・成長への影響についての懸念、現場の教職員の働き方についての心配など、率直な発言が相次ぎました。

 最後に主催者は、「引き続き考えていくべき課題は多い。教職員や親などの声を集め、今後も取り組んでいく」と語り議論をまとめました。