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LGBTQ講座 正しく知ることから始めよう(市議会議員 宮下奈美)

2月19日、東公民館においてLGBTQ講座がレインボーさいたまの主催で行われ、参加しました。

 この日は、LGBTQを正しく理解してもらうため、LGBTQとは何か、からはじまり「性」のあり方について説明。当事者の方たちが抱える深刻な問題が語られました。
当事者が抱える困難の特徴

 当事者の困難が目に見えないことが多く、性別をめぐる社会的な価値観との間で深刻化する実態があります。家族の中でも親にもわかってもらえず、縁を切るまで関係性がこじれてしまうことや生きづらさなどが、これまでの実体験の声を紹介しながら語られました。また、本人がカミングアウトしにくいことに加え、アウティング(第3者が暴露すること)、ゾーニング(第3者が良かれと思い特定の誰かに打ち明け相談すること)が当事者にとっては命に関わるくらい深刻な問題であると話されました。

 社会の中で結婚や相続、社会保障、住宅、病院などの医療機関で家族としての対応ができないことが問題で、その仕組みづくりが喫緊の課題だということが強く訴えられました。

この講演会を聞いて
 県南でパートナーシップ制度が制定されていない(4月時点での予定も含め)のは蕨市と川口市の2市です。本市においてもパートナーシップ制度の制定が求められること、困難解消のための地域づくりが重要な課題だということを再確認しました。