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性の多様性やパートナーシップ制度について学ぶー蕨市男女平等推進市民会議学習会

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2月17日、男女平等推進市民会議(成田弘子会長・パートナーシップわらび)の勉強会が行われました。山脇紀子市議が参加しました。

 はじめに市民協働課の倉石課長から昨年7月に制定された「蕨市パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度」について説明がありました。

 蕨市パートナーシップ制度とは一方または両方が性的少数者である二人が互いを人生のパートナーとして認め合い、協力し合う関係であることを市に届け出ると市から「蕨市パートナーシップ・ファミリーシップ届出受理証明書」と「届出受理照明カード」を交付する制度。蕨市で利用可能となる行政サービスは病院などの病状説明、市営住宅の入居申し込み、保育園の送迎、災害弔慰金、続柄の名称変更、住民票の発行など11サービス。今後の展開として自治体間の連携を実施するとの説明がありました。さらにこの半年ですでに3件申し込みがあったとの話がありました。

 つぎに一般法人にじーずの古堂達也氏が「わたしたちにできること〜LGBTユースの居場所から」と題して講演しました(写真)。

 古堂氏は性の多様性に関する基礎知識やLGBTユースを取り巻く現状を話しました。2022年の調査ではセクシュアリティが周囲と違うかもしれないと初めて気づいたとき、約7割が不安や恐れを感じ、保護者に相談できないと回答した方は約9割、学校で困難を感じたユースは全体の7割と話し、LGBTユースの居場所「にじーず」は10代〜23歳までのLGBT(そうかもしれない人含む)のための居場所として全国複数個所で活動。無料で参加でき、名前や学校名をいう必要はなく、いつ来てもいつ帰ってもよい自由な居場所となっていると紹介しました。最後に私たちにできることとして、「相手の性別を決めつけないこと、異性愛を前提とした言動や性の多様性を尊重しない言動の見直しや否定せずに話しを聞き、適切な情報や専門の相談先について伝えてほしい」と話しました。