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社会保障をよくする蕨の会総会ー社会保障の充実へ 国民的運動の推進と市民要求の実現を

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3月26日、社会保障をよくする蕨の会の2024年総会が開催されました。

 冒頭、佐藤一彦会長があいさつに立ち、大軍拡大増税路線を進む岸田政権を厳しく批判。国民的な運動とともに、防波堤としての地方自治体の役割を強調し、社会保障の充実めざす運動の発展を訴えました。

 続いて、来賓の??英雄市長は、社会保障をよくする会の活動を激励するとともに、18歳までの医療費完全無料化や難聴高齢者への補聴器購入費補助金の実現など、この間の市政での前進面を紹介。引き続き、日本一のあったか市政めざし頑張りぬく決意を表明しました。

 また同じく来賓の県社会保障推進協議会・段和志事務局長は、挨拶とともに、社会保障の情勢と埼玉県「第3期国保運営方針のねらい」と題して報告。国の社会保障政策の問題点をわかりやすく解説し、県の国保運営方針がもたらす深刻な影響について指摘。「『払える国保税』にするために第3期国保運営方針の見直しを」署名の取り組みの重要性について訴えました。

 その後、1年間の活動として、学習会の開催や各種署名の取り組み、市長や市の各担当課との懇談、要望書の提出、市内介護事業所へのアンケート活動などが報告されました。

 また、新年度の方針については、◎憲法25条を生かし、大軍拡大増税路線を許さず、コロナ禍・物価高騰を乗り越える活動を◎社会保障解体に反対し、社会保障の拡充、命とくらしを守る活動を◎市民の命とくらしを守るため、「あったか市政」の発展と社会保障分野の施策の拡充を目指します、とする重点課題など、提起されました。

 参加者からも、保険証を残すための運動、軍事費を削り暮らしにいかす取り組み、孤独死を生まないための活動などの経験が紹介されるなど多くの発言が交わされました。

 活発な議論を受けて、総会では、新年度の方針や予算などを決定、新たな役員を選出し閉会しました。