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新病院建築について講演会開かれる

伊関氏の講演
伊関氏の講演
5月22日、「蕨市立病院の新病院建築について」と題して講演会が開かれました。
日本共産党市議団から鈴木、山脇各市議が参加しました。
 
はじめに頼高市長が「徹底してみなさんと話し合い、すばらしい病院づくりを進めていいきたい」とあいさつしました。

 この日の講師は、自治体病院の経営アドバイザーや建て替えに関わってきた城西大学経営学部の伊関友伸教授。

 伊関氏は、本格的少子高齢社会が到来する中、都市部では後期高齢者の急増による医療・介護資源の絶対的不足がおこる一方で、地方では人口急減による自治体消滅が予測されると資料を示しました。また、新型コロナでの自治体病院の果たした役割とこれからの病院のあり方を考えたとき、病院の建て替えは必要との考えを話しました。また、自治体病院は「改革」から「経営強化プラン」となり、地域の医療存続を考えていくために、限られた医師数のなかで医療提供機能をしぼり維持・機能向上させていくこと、地域医療の「とりで」を複数バランスよく配置することで地域全体を守ること、高度医療を行う拠点病院と中小病院の連携が必要と述べました。

 最後に、蕨市立病院の建て替えの必要性について「新病院で若い医師や看護師も増え、急性期と回復期をいれた都市型ハイブリッド病院を目指してほしい。10年後20年後は南部医療地域の要となっていると期待している」とまとめました。