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障がいがあっても当たり前にくらせるまちづくりをー学習会開催

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5月30日、蕨・戸田暮らしを考える会が主催する学習会が開催されました。

 蕨・戸田くらしを考える会とは、蕨・戸田市内の新婦人の会や母親連絡会などに関わる女性たちが集まり、私たちの暮らしや生活をとりまく様々な問題をはなしあい交流して、市民みんなで考えていこうという主旨で発足した会です。今回は障がい児者をとりまく問題が大きく話題となっていたため学習会を開催することとなりました。

 障害者の生活と権利を守る会全国連絡協議会の新井たかねさんを講師に「障害のある人の家族の自立をねがって」と題して講演を行いました。

 新井氏は1972年に障害のある娘を出産し、様々な場面で出会う人たちから支えられた言葉を話しました。「発達すると信じること。集団の場に通うことは健康につながり、必ず発達する」などの言葉をスライドとともに紹介しました。また、命と人権を守ることは政治と行政の責任であると痛感し、1987年に自ら市議会議員になったとの経緯や運動の経過を話されました。そして最後に「入所施設の待機者は増えている。障がい者のくらしの場の確保は重要課題。一緒に考えていきたい」と訴えました。
その後は障害をもつ子の保護者も多く参加し、入所施設での状況、特別支援学校の教室が足りていない現状、卒業後の就労施設の問題、ショートステイの課題などたくさんの話題と交流をすることができました。