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市立病院建替え整備特別委員会の報告(市議会議員 鈴木さとし)

7月16日、第5回目となる市立病院建替え整備特別委員会が開催されました。この日の協議事項は、1医師・看護師・その他スタッフの体制確保における現状と今後の課題について、2主な医療機器を含む医療機能、医療サービス等の現状について、3その他。前回の「南部地域医療構想と蕨市の現状について」に続き、市立病院の果たす役割について理解し、今後必要な整備について検討する上での情報を共通の理解にすることなどが目的です。
 はじめに、担当職員より説明があり、1については、常勤医師14名と非常勤医師(一週間に76枠に対応)の内訳、看護師(常勤80名、月額による会計年度任用職員23名、時間額による会計年度任用職員25名)の配置、理学療法士などコメディカル職員の内訳と各人数などを説明。課題として、不足する整形外科医師の確保や中長期的には内科、産婦人科の意思確保、需要が増す理学療法士などのスタッフ確保などがあげられました。

続いて2では、CTやMRI、超音波診断装置、など、医療機器の整備状況とそれぞれの適用疾患について、各課の診療提供体制や救急対応の現状、検診業務の内容など。

3では、蕨市で実施している総合健康診査(人間ドック)項目やコースについて。それぞれ説明を受けました。

 その後、私からは、市立病院で行われている手術の内容について、高度化が必要な機器などを質問。他の医療機関との連携があるため、実施する手術は限定的であること、高齢化を反映し、骨粗しょう症対応などの機器の整備が必要などの見解が示されました。ほかの委員からは、建て替え後のスタッフ数の想定や、耐震化の方式について、薬局の扱い、外国人への対応、整形外科の医師不測の原因などについて質問や意見が交わされました。

 次回(10月15日)からは、別に行われている審議会での議論や結果を踏まえた検討を行う予定です。