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都市計画・交通問題研究部会(県南協)視察報告
北本市のデマンドバスについて

県南都市問題協議会(川口・蕨・戸田の議員で構成)の都市計画・交通問題研究部会では、2月1日に、北本市を訪れ、デマンドバスについて視察しました。
 北本市は面積19㎢、人口6万8千人の市。平成23年度からデマンドバスの本運行を開始しました。
 平日はワゴン車2台、普通車2台が午前8時から午後6時まで運行。運賃300円(小学生・障害者半額)で当日1時間前まで電話予約のみ。昨年度は2万1758人が利用。高齢者女性が多く、近年は塾や習い事に利用する小学生も増加傾向。運行経費は年間2659万円の委託料を2社に支払い。
 一人乗車が大半で乗合率は低く、病院に行くことが多いため、午前中の予約が取りづらいことや、病院帰りの予約も取りづらいなど、オンデマンドバスならではの課題も出されました。また、来年度から2年契約にし、その間、デマンドバスの検証と合わせて、市民の要望であるコミバスの検討も行っていくことの話でした。
 人口が密集している蕨市においては、今後もコミバスのさらなる拡充を図っていくべきだと感じました。