index
2017年3月市議会一般質問【保育行政推進、障がい者福祉推進、南町桜並木遊歩道の禁煙対策】

「子育てするならわらびへ」保育行政の推進を
【山脇】保育園の新規入園希望者数と継続希望者数の推移はどうか。不承諾者数は年齢別でどのようか。
【健康福祉部長】平成27年度は新規425人、継続594人の合計1019人。平成28年度は新規396人、継続734人の合計1130人。平成29年度新規349人、継続919人の合計1268人。不承諾者数は67人の昨年度18人増(0歳12人、1歳23人、2歳17人、3歳13人、5歳2人)
【山脇】市長就任前から比較すると5園から13園へと定員も600人から1168人とふやし努力してきた。しかし、不承諾者数67人とのことから認可保育園をふやしていく考えはあるか。
【部長】事前協議の中で定員や立地について検討していきたい。
【山脇】病児保育室の開設にむけての検討はどう進められているか。緊急サポート事業の利用状況はどうか。
【部長】クリニック併設型が望ましいが断念し、保育所併設型もふくめ検討を継続している。緊急サポート事業は館員数280人の活動件数54件。引き続き周知に努める。
【山脇】留守家庭児童指導室の新規入室希望者数と継続希望者数の推移はどうか。不承諾者数は学年別でどのようか。
【部長】平成27年度新規149人、継続375人の合計524人。28年度が新規196人、継続422人の合計618人。29年度新規204人、継続507人の合計711人。不承諾者数は新5年生41人、新6年生9人の合計50人。うち新5年生1人が新規希望者でその他は継続利用希望者。
【山脇】新規に開設をする4つの学童保育室を運営委託するにあたっての業者選定の経過はどのようか。運営委託するにいたった理由と選定事業者についてはどのようか。
【部長】5つの団体からの応募があり2つの団体に2施設ずつの運営を委託。当初より市直営による事業の実施を目指してきたが、直接採用による人員の確保が充分にできない状況が続いたことから運営を委託することを決定した。2つの事業者は近隣で運営実績を有するNPO法人。

◆障がい福祉の推進を
【山脇】南町への生活介護等支援事業所の設置の見通しはどのようか。
【部長】平成30年4月までには事業を開始したい。公募にあたっては申請期間に余裕をもたせ事業者の検討時間をできるだけもうけるともにおおくの事業者から応募してもらえるよう近隣市で事業を行っている法人へも働きかけを行っていく。また、公募による選定ができない場合でも指定管理による事業実施もふくめ確実に事業を実施したい。
【山脇】当初予定していた運営事業所からは辞退の申し出があったようだが、当事業所の経営状況と今後の運営の見通しはどうか。
【部長】運営予定事業者であったNPO法人ベストライフは放課後等デイサービス事業所やその他の事業を休止している。
【山脇】障害者サービス利用計画が作成できる障害者計画相談支援事業所の体制の充実が必要だと思うがどうか。市民の利用計画は市内事業者が責任をもって作成すべきだと考えるがどのような方針か。
【部長】現在はベストライフでの影響から市内のどりーま松原や糸ぐるまの2事業者へ依頼しているが負担が大きくなっている。年々障がい福祉サービスを利用する方が増加していることから市内事業者へ相談支援事業所の設置をお願いするとともに市内の居宅介護支援事業者にたいしても障がい福祉サービス等利用計画作成の呼びかけを行っていきた。
【山脇】障がい者のくらしの場(グループホーム・入所施設)を市内に確保するための検討状況はどうか。
【部長】市長マニフェストに「障がい者入所施設の広域的検討とグループホーム整備」を掲げて取り組んでいる。今年度5月に川口市、戸田市と3市の事務協議を行い、蕨市から県内圏域での入所待機者の分析等を行い、国・県に対し入所施設の整備について要望していきたいとの考えを伝えている。9月には「障害者入所施設等整備に対する補助拡充」について国への要望書を提出。さらに、重度知的障碍者の受け入れを行っているグループホームを見学。今後も重度の障害のある方々やご家族の皆さんの切実な声を受け止め、蕨市、川口市、戸田市で構成する南部障害保保健福祉圏域での広域停対応を基本として入所施設確保について研究、検討していく。
【山脇】第5期障害福祉計画の策定にあたっての課題やスケジュールはどうか。
【部長】策定懇談会や当事者、障がい者団体のご意見を尊重し、適切に目標を設定していきたい。策定懇談会を3回ほど予定し、アンケート調査や障がい者団体へのヒアリングの実施、パブリックコメントを実施したのち平成30年3月に策定を予定。

◆南町桜並木遊歩道でのたばこの投げ捨て防止を
【山脇】南町桜並木遊歩道は、市道とは違い、公共の場に準ずる環境にある場所としての扱いができると考える。桜並木遊歩道は、たばこの投げ捨てが、火災の心配や、近隣住民への迷惑となっている。さわやか環境条例の公共の場所でのごみの投げ捨ての禁止等にあたると考えるので、たばこの投げ捨てを防止する対策を講じるべきと考えるがどうか。
【市民生活部長】市ではたばこのポイ捨てや迷惑な歩きたばこをなくすため「路上喫煙の防止等に関する条例」を施行し、市内全域の道路や公園など公共の場所で喫煙しないよう努力することを規定している。今後とも喫煙マナーの向上にむけての啓発と投げ捨てしにくい環境づくりに努める。