index
2018年12月議会一般質問(南町道路の雨水桝の改修、保育、児童虐待、介護)

水はけが悪い生活道路の改修を要望
 市議会議員 やまわき紀子

【山脇】2014年度の道路の路面性状調査の結果と、Dランクでの地域別の結果はどうか。2015年度から2018年度の地域ごとの道路補修事業における実施状況はどのようか。
【都市整備部長】修繕が必要とされるDランク約7200mの内訳は南町1325m、錦町770m、北町1190m、中央1090m、塚越2175m、幹線道路670m。18年度末までの改修実績は南町330m、錦町560m、北町755m、中央280m、塚越1340m、幹線道路1080mの合計4345m。Dランクはそのうち1375mが改修される見込み。
【山脇】南町の三和公園周辺の道路では、雨水枡の老朽化や盛り上がりが見受けられ、近隣住民からバス停が水たまりになるなど、水はけが悪いとの声があるが、道路補修事業を待たずに、雨水枡等の改修を行ってほしいと思うがどうか。
【都市整備部長】ご指摘の道路では、老朽化した雨水桝が点在していることは確認しており、著しく水はけの悪い箇所や特に危険な箇所については必要な改修を実施していきたい。

◆「子育てするならわらび」 保育行政の推進を
【山脇】2019年度に向けた保育園入園申し込みの受け付け状況はどうか。3年間の推移はどうか。
【健康福祉部長】11月28日kら3日間一時受付を行い、前年度と比較して5名増の404名の申し込み。17年度349名、18年度399名。
【山脇】待機児童ゼロをめざしての取り組みはどうか。また、3歳児クラスの定員増についての検討はどのように進められているか。
【部長】来年度4月に病児・病後児保育を併設した定員17名の小規模保育園を開設。今後も認可保育園の整備を中心に待機児童ゼロをめざしていく。民間認可保育園において定員拡大を実施している(2園で3名分拡大)が、来年度はさらに1園2名分の拡大が図られる予定。
【山脇】消費税増税を財源にするなど課題がある幼児教育・保育の無償化について、すでに多くの問題が指摘されているが、自治体への影響や検討はどこまで進められているのか。
【部長】自治体負担や給食費実費負担、認可外施設、受け皿など問題は考えられるが、現時点では具体的な影響は不明である。
【山脇】第2期蕨市子ども・子育て支援事業計画策定についての「量の見込み」(現在の利用状況+利用希望)や「確保方策」(確保の内容+実施時期)についての考え方はどのようか。
【部長】20年度末までに量の見込みに対応する認可保育園などを整備することを目指い設定することとされている。
【山脇】消費税増税を財源にするなど課題がある保育無償化について自治体への影響と待機児童解消にむけた市長の見解はどうか。
【市長】保育無償化においては、自治体の財政負担や事務量が膨大になるなど課題が多いと考える。当然、保育料無償化分は国が負担すべきである。市長会でも言うべきことは言っていきたい。また、認可保育園の増設を含めて保育の充実に引き続き取り組んでいきたい。

◆児童虐待防止の対策を
【山脇】児童虐待の相談件数(2017年度の相談内容別、年齢別)はどうのようか。相談件数は過去5年前、10年前と比較するとどうか。
【部長】17年度の相談件数は157件で身体的虐待38件、心理的虐待101件、ネグレクト寝九18件。年齢は0〜3歳未満46件、就学前27件、小学生48件、中学生3件、高校生・その他13件。2012年は58件、1007年は17件と約10倍に増加しており、今後も相談件数は増加していくものと考える。
【山脇】2017年度の児童虐待の解決状況はどうか。
【部長】助言指導17件、継続指導16件、児童相談所送致3件、その他121件。
【山脇】家庭児童相談室での人員体制や児童福祉課との連携はどのように行われているか。
【部長】相談室は正規職員1名(元園長)、非常勤1名の2名体制。児童福祉課には担当ケースワーカー2名と随時情報交換や家庭訪問にも同行するなど調査に関する業務も行う。
【山脇】最近多くなっている警察からの通報(家庭内でのDV被害は心理的虐待に該当)の場合、児童との面談は迅速に行われているか。
【部長】市では当日面談するよう初期対応を図っている。全国ルールは48時間以内に面談するとなっている。
【山脇】こども食堂の取り組みは、孤立する子育て家庭にはとても有意義な取り組みだと思うが、本市にある子ども食堂への支援体制についてはどのようか。
【部長】国や県からの通知等、情報提供するなどの支援を行っている。

◆介護保険制度の充実を
【山脇】地域包括ケア体制の整備についてはどのような検討が進められているか。在宅医療センターの役割はどのようか。
【部長】医療支援センターの運営を蕨戸田医師会に委託し、入院先から自宅に戻る際の訪問診療医の紹介、ケアマネージャーへの在宅医療にかかる情報提供など医療や介護が必要になっても地域で暮らし続けることができる地域包括ケアシステムの重要な役割を担っている。
【山脇】定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービス事業者の設置について、運営事業者やサービス内容はどのようか。市立病院やかかりつけ医との連携はどのように行われる考えか。
【部長】株式会社ユニマットリタイアメント・コミュニティに事業者を決定。定期的な巡回または随時通報により居宅を訪問し、入浴、排せつ、食事等の介護、日常生活上の緊急時の対応、その他の生活援助を行い、療養生活を支援し心身の機能の維持回復を目指すもの。介護事業者と病院、かかりつけ医師など医療関係者とは担当ケアマネジャーを通じて連携体制がとられている。
【山脇】特別養護老人ホームの待機者数はどうか。中央7丁目の特養ホームへの市民の入所割合の見通しはどのようか。
【部長】4月現在101名。11月末現在、サンクチュアリ79人、いきいきタウン蕨66人の待機。新たに開設される施設は定員が90名となっているが、これまでの実績から市民は6割程度入所するものと見込んでいる。