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2023年3月市議会一般質問(スマートウェルネスシテ―わらびへ、南町へ分館設置を、学校トイレ洋式化の推進を)

スマートウェルネスシティ(住民が健幸でくらせるまち)わらびへ

やまわき 第3次わらび健康アップ計画の策定や、高齢者福祉計画の策定に、ウェルネスシティの構想がどう具体化される考えか
健康福祉部長 現行の第2次わらび健康アップ計画の最終年度に当たる令和5年度中に、市民アンケートを実施した上で、目標に対する指標の検証や、次期計画の課題の検討などを行う予定であります。現時点では、現行計画において健康寿命の延伸を目的として重点的に取り組んできた、「埼玉県コバトン健康マイレージ」の活用等によるウォーキング習慣の確立に向けた取り組みが、健康施策におけるスマートウェルネスシティ構想の具体化に寄与するものと考えております。
また、「高齢者福祉計画における具体化」についてでありますが、第9期となる高齢者福祉計画・介護保険事業計画では、令和6年度から3年間を期間として、令和4年度では市民向けや、事業者向けのアンケート調査を実施したほか、国より第9期計画策定に向けた方針が3月中に示される予定となっており、「わらび健康アップ計画」を含む他の計画とも連携して策定するものとなります。
第8期計画の取り組みを進めている現時点では、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように各種介護予防事業を実施しているほか、高齢者の外出を促すために作成した「あるあるおさんぽマップ」のコースをめぐる元気お散歩ラリーの開催や歩行補助杖の支給などにより、歩くことの楽しみづくりや支援を進めていくなど、スマートウェルネスシティ構想の具体化につながるものと考えております。
いずれにいたしましても、少子高齢化・人口減少が急速に進む中、高齢になっても地域で元気に暮らせる社会を実現するためには、健康で幸せなまちづくりの支援が求められているものと考えており、そうしたスマートウェルネスシティ構想の具体化に向けては、健康施策のみならず、まちづくり全般の取組が必要と認識しております。

山脇 埼玉県コバトン健康マイレージ事業の参加状況や利用状況、また効果はどのようか
健康福祉部長 令和5年1月末時点の参加申込者数は、1,619人であり、1月中に歩数を送信した利用者数は676人でした。この利用状況からは、ウォーキング習慣が定着している割合はまだ多くない状況ですが、自分の歩数が簡単に記録でき、プレゼント抽選会などの様々な楽しみもついてくる仕組みを活用しながら、スマートウェルネスシティの構想に寄与する事業として、今後も取り組んでまいりたいと考えております。埼玉県コバトン健康マイレージ事業の参加状況や利用状況、また効果はどのようか

やまわき 加齢性難聴者への補聴器購入補助制度を実施する考えはないか
健康福祉部長 補聴器利用によるコミュニケーション能力の向上は、高齢者の生活の質を高め、健康の維持にも資するものと考えております。
しかしながら、サービスの実施については、財源の確保のほか、実施方法や効果においても検討が必要であることから、国や県内の実施状況等、調査研究してまいりたいと考えております。

やまわき 歩きやすい歩道の整備や桜並木遊歩道などベンチの増設を進めてほしいがどうか

都市整備部長 歩道の整備につきましては、錦町土地区画整理事業において新設する都市計画道路等には、車道との段差が小さいセミフラット型の歩道構造を採用しているほか、既存の道路についても、改修の機会を捉えて歩道と車道との段差を解消するなど、歩行者の移動時における安全性及び快適性の向上に努めているところであります。
また、ベンチの増設につきましては、長時間の歩行が困難な高齢者や障害者等の移動時の休息のために、一定数設置することは有効であると考えており、南町桜並木遊歩道をはじめ、市内各所の景観道路や、公園の一部を利用した道路沿いなどに設置してきたところであります。一方で、安全性の観点から、設置には十分な歩行空間が確保されている必要があり、また、南町桜並木遊歩道への増設となりますと、植樹帯の撤去や遊歩道の改修が必要となるなどの課題もありますので、状況を把握し検討してまいりたいと考えております。

やまわき ぷらっとわらびの利用状況とEV化への検討とあわせてもっと使いやすい市民の足としての拡充はどうか

市民生活部長 ぷらっとわらびは、平成14年3月に運行を開始して以来、駅や買い物のほか、市役所、病院などの公共施設へワンコインの100円で利用できる身近な移動手段として親しまれ、令和2年3月からは4ルートに拡充し、西ルートにおける逆回り運行や東ルート、南ルートにおける市役所、病院などへのアクセス向上、駅前通りへの乗り入れなど、さらなる利便性の向上を図ってまいりました。
近年の利用状況では、令和3年度が175,440人、令和4年度は12月末までで144,013人で前年同月比8,547人増、割合では約6%増となっており、コロナ禍においても社会経済活動の再開等により、利用者数が回復傾向にあるものと認識しております。
 また、EV化への検討でありますが、地球温暖化対策の一環としても、温室効果ガス削減に効果があることから、現在運行している車両入替のタイミングを見据え、他市の事例等を参考にしながら、導入に向けた調査研究を進めてまいります。
 次に、今後の拡充についてでありますが、令和2年3月より西ルート逆回りを導入し、4ルート化を実施したところでありますが、近年、バス業界では燃料価格、人件費高騰に加え、人材確保が難しい状況にあり、運行経費も上昇傾向にあることから、現時点においては、拡充は難しい状況にあるものと認識しております。
 しかしながら、市民からは様々な改善要望もいただいておりますことから、更なる利便性の向上を目指し、運行事業者と連携を図りながら、事業運営にあたってまいりたいと考えております。

やまわき 福祉入浴券が使える浴場の拡充についてはどうか
健康福祉部長 高齢者の方が歩いて行ける距離にある市外の公衆浴場として、戸田市中町にあります「一の湯」に協力依頼を行っておりますが、実施に向けては課題があるため、引き続き、利用の実現にむけて実施方法等、検討・協議してまいりたいと考えております。
◆市民の緊急避難所整備や緊急支援についての体制はどうか
やまわき この10年間の火災の発生状況(被害状況)と被災住民への対応はどのようか
消防長 それぞれ年中における火災件数、建物被害状況、人的被害状況の順でご答弁いたします。
平成25年、火災件数27件、全焼2棟、半焼1棟、部分焼2棟、ぼや8棟、軽症1名。
平成26年、火災件数23件、全焼6棟、半焼3棟、部分焼2棟、ぼや16棟、死者2名。
平成27年、火災件数18件、部分焼4棟、ぼや6棟、重症1名。
 平成28年、火災件数20件、全焼1棟、部分焼1棟、ぼや12棟、死者2名、重症1名、軽症1名。
 平成29年、火災件数18件、全焼2棟、部分焼6棟、ぼや10棟、中等症1名、軽症2名。
 平成30年、火災件数7件、全焼2棟、部分焼2棟、ぼや3棟、軽症3名。
 平成31年・令和元年、火災件数15件、半焼1棟、部分焼4棟、ぼや8棟、死者1名。
 令和2年、火災件数13件、半焼1棟、部分焼4棟、ぼや7棟、死者1名、中等症1名。
 令和3年、火災件数10件、部分焼3棟、ぼや7棟、中等症1名。
 令和4年、火災件数17件、全焼4棟、半焼2棟、部分焼7棟、ぼや10棟、重症3名、中等症3名、軽症2名であります。
 また、この10年間の出火原因の割合は、放火・放火の疑いが全体の42パーセントと最も多く、次に、台所等のこんろが起因する火災が、15パーセント、たばこが起因する火災が、10パーセントとなっております。

やまわき 被災住民の緊急避難所の整備や緊急的な支援についてはどのような対応が行われているか
健康福祉部長 まず、火災被災住民への対応としましては、被災の状況に応じて見舞金又は弔慰金を贈呈しているほか、被災により自宅に宿泊することが困難で、かつ、他に宿泊できる場所が確保できない被災者に対する支援として、緊急一時避難所の提供を行っております。平成25年度から令和4年度までの10年間の対応状況は、見舞金25件、弔慰金1件、緊急一時避難所の提供5件となっております。
また、緊急一時避難所につきましては、錦町2丁目第2市営住宅の3部屋を避難所として長年利用しておりましたが、当該市営住宅の解体に伴い、令和4年度からはビジネスホテル2泊分の宿泊費を日本赤十字社埼玉県支部蕨市地区として負担する方法に変更したところであります。このほかに、日本赤十字社埼玉県支部蕨市地区の事業として、火災も含めた各種災害により家財を失った方へ布団や毛布、日用衛生用品を緊急的一時支援として支給しております。

◆学校トイレの洋式化の推進を
やまわき 学校トイレの洋式化の進捗状況はどうか。各学校ごとにトイレの数と新年度実施を終えて洋式化の実施がすんだ数はどうか。特に、低学年の児童が利用するトイレはいち早く整備すべきと考えるが、各校において当該児童が利用するフロアのトイレの整備状況はどのようか

やまわき 市民から子どもたちが使うトイレは洋式にしてほしいとの声が多くある。今後の計画についてはどうか
教育部長 教育委員会では、学校のトイレ改修の必要性は十分に理解し、仕様等を見直しながら、これまでも継続して整備を実施しているところでございます。
具体的な整備状況について、令和5年度末見込みでの各校のトイレ便器数を全体数と、洋式数で申し上げますと、
東小が、70個のうち、38個
西小が、66個のうち、40個
南小が、78個のうち、42個
北小が、67個のうち、49個
中央小が、86個のうち、47個
中央東小が、68個のうち、39個
塚越小が、61個のうち、39個
第一中が、78個のうち、40個
第二中が、72個のうち、49個
東中が、54個のうち、30個
となっております。
 また、改修場所の選定に際しましては、その都度、学校からの要望を確認して決定しております。
選定の際に各校では、校舎全体での利用実態や、トイレの老朽度合い、臭気の問題などを勘案するとともに、さらに小学校では、低学年児童への配慮についても、その選定理由としているところでございます。
 各小学校における、1年生が主に使うトイレの洋式化の状況を申し上げますと、
 東小が、洋式6、和式0
 西小が、洋式6、和式0
 南小が、洋式2、和式8
 北小が、洋式4、和式6
 中央小が、洋式10、和式0
 中央東小が、洋式6、和式0
 塚越小が、洋式2、和式5 となっております。
 このうち、北小学校と、塚越小学校は、学級数の関係により、1年生の場所が前年から移動しておりますので、令和3年度の配置で申し上げますと、
 北小が、洋式10、和式0
 塚越小が、洋式7、和式0 となっております。
 教育委員会といたしましては、今後も、トイレ環境の整備を進め、児童生徒の環境改善に努めてまいりたいと考えております。

◆市立図書館移転後の南町への図書館分館の設置について
やまわき 現在の各分館における本の整備状況や利用状況、返却状況はどのようか
教育部長 令和3年度末時点で申し上げますと、本の整備状況は、
塚越分館が4,635冊、
錦町分館が4,022冊、
北町分館が9,545冊、となっております。
また、利用状況は、各分館で所蔵している資料の貸し出しと、予約資料の受け取りの合計冊数で、
塚越分館が3,166冊、
錦町分館が3,953冊、
北町分館が8,009冊、となっております。
なお、返却状況につきましては、集計しておりませんが、利用冊数とほぼ同数であると推測しております。

やまわき 市立図書館移転後の南町地域への分館の設置についてどのような検討が進められているか
教育部長 具体的な場所は決定しておりませんが、分館の機能を十分に果たせる施設へ設置するよう検討してまいります。